
BASTARD!! |
BASTARD!!〜虚ろなる神々の器〜 |
Confusion Battle |
「よっしゃ、いっちょうあがりぃ!」 豪快に必殺技、増長天金剛撃を決めたコざる【ヴァイ】は得意気に鼻の下をかき、キメポーズをきめた。 「オレ様の指示なしに勝手な技使うんぢゃねーーー!」 Σガコンッ! デカイ音をたててオレ様は拳のグーでコざるの頭を殴りつけた。 「っがーーーーーー! あにすんだ、テメエ!!」 殴られた頭を抱えながらコざるがキーキーわめきちらすが無視。 時にここはゲーム中【第3章】。 ついでだ。パーティメンバーも紹介してやるぜ。 チャラリラリ〜♪ ちっ。またあの戦闘合図の効果音がなりやがった!! この世界じゃアイテムショップというものが存在しねえ。 「おいダーク・シュナイダー。戦うのか逃げるのか?」 くっく。 オレ様の答えはトーゼンひとつだ。 「皆殺しだ!!」 |
ACT.1 シェン・カー |
Σガコンッ 敵の術にハマッた効果音がした。 ったく誰だ間抜けなコトするヤツわ! 「おいおい・・」 だがオレ様はいちいち助けてやるなんてメンドーなことはしねえ。 カチャカチャ 軽い金属音に目を向けると、ヤツは自分のターンが回ってきた時に装備を外し始めた。 オレ達がボーゼンとしていると武器・防具だけじゃねえ。 「ぎゃああああっ!!」 汚ねえ悲鳴を上げたのはシェンの兄貴であるジオンだった。 ただならぬ兄弟愛に結ばれているヤツは、弟の危機にオレ達よりもいち早く我に返ったらしい。 「シェン!! 何をしてるんだッ。正気に戻らんか!!」 戦闘の陣形を無視してジオンのヤツはシェンに駆け寄った。 「早く服を着ろ! お前の裸を他のヤツに見せるわけにはいかん〜〜〜!」 て、冗談じゃねえ! 誰がヤローのストリップなんぞ見たいか!! 心の中で毒気づくオレ様とジオンの目があった。 「頼むダーク・シュナイダー! シェンに回復アイテムを使ってやってくれ!」 やっぱり!そうくると思ったぜ! だが生憎オレ様は貴重なアイテムをヤローに使ってやるような神経はしてねーからな。 「頼むーーーーーッ!!」 やかましい。 「見ず知らずの俺達兄弟を助けてくれたお前だ! もう一度弟を助けてやってくれ!!頼む!この通りだ〜〜〜〜〜!!」 情けないほど顔を崩して懇願するジオンの姿は見てて面白かったけどな。 「もう手遅れみたいだぜ?」 オレ様が指先立てて後ろを指してやるとジオンの目が見開き、顔がみるみる真っ青に染まっていった。 ま、そりゃそうだろう。 シェン・カーのヤツがとうとう下を覆う最後の一枚に手をかけて取っちまったんだからな。 その後一人キレたジオンが敵を蹴散らしオレ達の戦闘は終了した。 そしてオレは水晶玉のヨーコさんに思いっきり怒られた。 ん? ぎゃっははは! シェン・カーの次の行動者はオレ様だったのだー! |
ACT.2 ヨシュア・ベラヒア |
Σガコンッ 敵の術にハマッた効果音がした。 ったく今度は誰だっていうんだ間抜けなコトするヤツわ! 「・・・・・」 相手が誰だろうとオレ様はヤロー相手にアイテムを使う気はねえ。 ---------が。 ヤツのターンが回ってくる。 くっくっく。 ジャキンッ 「ん?」 こともあろうかヤツは自分のターンになった途端にオレ様に向けて刀を構えた。 「・・・・・っ」 なにか言ってるようだがハッキリ聞こえねえ。 「・・・くも・・・の」 オレ様はこの状況を少し甘く見ていたようだな。 「・・貴っ様ぁ・・よくも懲りずにカイの天幕にぃ〜〜〜〜〜ッ」 くあッ!と目を見開いたかと思うとヨシュアのヤツはオレ様に向かって攻撃を仕掛けてきやがった。 普段の温厚なヤツの姿など微塵もなく、オレ様は迂闊にもその気迫に圧倒されていた。 「いいぞやっちまえ、ヨシュア!」 うるせえ、コざる!! ・・・まあ、ヨシュアのいうことに心当たりがねえわけでもねえ。 「毎晩間違えてるしな、ダーク・シュナイダー」 何気ないヨルグの一言に水晶玉のヨーコさんが発光した。 うっ。怒ってる?! Σはっ。違う! オレ様は無意識に頭を抱えるようにしゃがみこんでしまった。 据え膳食わねば男の恥じ! 「オレ様に抱かれて嫌がる女が世界にいるわけがねえ!」 オレ様は咆哮した。 「ふざけてんじゃねえ!」 しかしそれがさらにヤツらの怒気を強めることになろうとわ。 コざるどもの反乱にあい、回復アイテムを抑制され、混乱と今までの欝憤が開放されて狂人のように怒り狂うヨシュアに至っては成す術がなかった。 そしてオレ様は退散せざるを得なかった。 「ちくしょう!」 |
ACT.3 ヴァイ・ステラベ |
Σガコンッ 敵の術にハマッた効果音がした。 ったくまたか! コざるか! オレ様はトーゼンの如く無視した。 ガサゴソ ガサゴソ 「ん?」 しばらくして何か物をあさるような奇妙な物音が聞こえた。 「てめえナニしてやがる!!!!」 ヴァイのヤローはアイテムサックをあさってやがった。 しかもここぞとばかりにレア中のレアな回復アイテムばかりをあさってドンドン使っていきやがる! 「コ〜〜ざ〜〜る〜〜〜〜〜ッ」 混乱という無意識の狭間にいる時でもいちいちオレ様のカンの触るコトをするたあ、いい根性だ!! くっくっく。 向けたはずだった。 「っくぅ〜〜〜〜〜〜ッ?!」 当然というべきか。 コレがゲーム操作という空間の中でなければオレ様は存分に超破壊的必殺魔法をコざるにかましてやるというのに!! そうこうしている間にもヴァイのヤローは貴重なアイテムを惜しげもなく使いまくっていた。 オレ様は苦渋の選択を余儀なくされた。 「っがーーーーーッ!! リセットじゃリセットーーーーー!!!」 カシャン 乾いた音とともに意識が遠のいていった。 そして目の前が真っ暗になる。 覚えてろよコざる! オレ様は新たにデータロードを始め、消えゆく現在のファイルの記憶の中で殺意を新たにするのだった。 |
2000/09/10(Sun)up |
| [ 火遠理艇☆HOLDAY | 無節操の坩堝 ] |
| ◆
ホオムペェジへの御意見、御感想は管理者までお願い致します。 ◆ 当サイトに掲載された文章・画像・データベース等の無断転載・再掲載・複製・再配布・加工などはお断り致します。 Copyright(C) Mikoto Ho-ri and HO-RITEI☆HOLYDAY |